「ラ・テンタシオン」ラウル・ペレスのピノノワール
謎めいたワイン、、、
La Tentación - Raúl Pérez
『ラ・テンタシオン』 ラウル・ペレス
写真は2010年ヴィンテージ。上の画像は裏ラベル。下の画像が表ラベル。
※現在は2012年で販売中
生産本数も極少量らしい。
ラウル・ペレス(※1)がピノノワールで造る『La Tentación』というワイン。
日本語に直訳すると「誘惑」という名のワイン。
非常に生産量が少ない上に、とてもミステリアスなワイン、、、
2012年は裏ラベルなし。 なので、この2010年の裏ラベルは貴重。
2年ほど前に2010年を飲んだ時、
あまりの魅力的な美味しさに虜になってしまいました。
でも、情報が極めて少ない上に得られにくい希少なワインのために、
ネットには誤情報も多いもの。
あらためて、2010年の裏ラベルを見る。
なんとも謎めいた2010年だけにある裏ラベル、
そこに書かれているのは、ワインのメッセージらしき一文。
”・・・lo mejor de la tentación es caer en ella"
ん?
Oscar Wilde って、最後に書いてあるっ!!
あ!これはオスカー・ワイルドの名言からだわねっ?! と、気がつきました。
これこそがラウルからのメッセージなのかもしれない...?!
「情報になんて頼るな!このワインそのものを飲んで理解して、、、」
まるでそう言われている感じ、、、。
魅惑の味わい同様、エチケットまで私達を惑わすなんて、、、(笑)
お気づきになりました?
2010と2012、エチケットが違うの。
こちら↓が2012年のエチケット↓
でも、エチケット情報なんて、そんなことはいいのよね?!
「エチケットの情報に惑わされない最善の方法、
それはLa Tentación(誘惑)におちることだ」
まるでそう言われているような、なんとも魅惑のワインでした。
ちなみに、正しい情報としてはビエルソ(※2)にある畑のピノノワール種で、
ビエルソで造られたワインだそうです。
(輸入元→生産者から確認済みです。)
もちろん、ピノノワール種なので、D.O.Bierzoは名乗れませんので、[Sin Denominación]
※1:ラウル・ペレス=醸造家。詳しくは⇒ http://www.wizumiya.co.jp/category/804.html
※2:ビエルソ Bierzo. = カスティーリャ・イ・レオン州の西側にあり、ガリシア州に隣接している辺りのワイン産地。
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